20080401

嬉しき旅 [April fool]

いつもこの世をフラフラと。
アッチに行ったり、
コッチに来たり。
死に損ない、
そして生き損ねた、
陽気な浮遊霊が田村余一です。

鼻くその正しい掘り方は無い。
正しい踊り方なんてのも無い。
そもそも物事に行儀など無い。


彼は根を持たない樹木であり続け、
いつもふざけてばかりいました。
恥ずかしいポージングを続けました。

彼は根を持たず、浮遊することが
己を世界に導くと思い込みました。




その彼が故郷に根を下ろす。

浮遊して世界を踏むのではなく、 
根を張り、枝を伸ばす。
そうして到達しようとする。





london SPARK 2007 。
彼が火花散る鉄板に飛び込んでいき、
その衝撃世界に見たものは何だったか。

人はそれをアホの所業と笑う。
しかし彼はその笑う人々を見て笑う。
つまり最後に笑っているのはどちらか。






余一氏は今夜、青森に戻ります。
今日はエイプリルフール。 しかしこのことは嘘ではありません。
私が余一氏のマネージャーであること、それも嘘ではありません。


お前は俺の分身だからなぁ。
しょうがないからバスチケット、

お前の分も買っておいたよ。

それは嘘ではないのか。
エイプリルフールではないのか。

最初に言っておくが俺が窓側に座るから。

エイプリルフール。
嘘などどこにもありゃしないじゃないか。
なんと嬉しき旅なのでしょう。

だがしかしあまりに急なオファーです。
私にも準備というものがあります。今夜のバスはキャンセルです。
窓側に座りたいなら勝手にしてください。
私は後日ゆっくりと追いかけることにします。