20091006

タネゲッツ


稲刈りも終わり、一段落したかと思いきや、
余一氏はなにやら怪しげなことをしているご様子。

しゃがみ込んで細かい作業をしているようです。
思い切って近づいてみましょう。

余一氏、今日は何をしているのですか。

トマトのタネを採取してるんだよ。
じっくり熟成するのを待ってからやろうと思ってたら、
半分腐っていやがった。
おかげで変な虫がウジャウジャわいてるし…
今、水で洗いながらタネを選別してるところさ。

うわー… ちょっとしたスプラッター映画ですね。

こうやって割り箸を使って一粒ずつ取り出していきます。
箸の使い方が上達しそうですね。

このトマト、夏に一株だけ買って育てたものの一個なんだけど、
この種の数ときたら軽く100粒は越えてる。
こりゃドンドン増やせるねぇ。ハハハ。

1つのものが100になる。
例えばそのうち90を食べて、残り10をまた種にして蒔いたら、
今度は1000の種ができるという素晴らしさ。
この繰り返しが「農」なのだなぁと思いました。

人間は自然のおこぼれをもらってればいいの。
それだけで本来生きていけるシステムがこの地球にはある。
それをちょっとオシャレに演出するのが田村農業さ。

余一氏はそんなことを言いながら種と変な虫とを選別。
オシャレではちっとも無いなぁと思いました。