20110129

グラインダー余一氏

この日も朝から電動工具の音が響いています。

グラインダーと呼ばれる、言わば「削る」工具です。
工具の先端が高速回転します。

取り付けるパーツによっては「切断」も可能になります。

これで角材を削ると、でこぼこに細かく削られ、
さらには焦げ目のようなものが付いて妙な味が出ます。

室内に向く部分だけはこうやって加工してるんだ。
スゴく時間がかかる作業なんだけど、
とにかく俺はこの雰囲気が好きでね。

なるほど、たしかに落ち着いたハンドメイドな質感です。

こちらは大きなガラスがはめ込まれる柱と桁部分。
グラインダーで削ったせいか、渋い色を醸し出しています。

近づいて見てみると、
まるで古民家の木材を連想するような重厚感。

しかしこれは元々、その辺に転がっていた廃材なのです。

うーん、この余一氏という男、
実は骨董詐欺などにとても向いているのではないでしょうか。