20111105

秋の植付祭り「にんにく」編

この日の余一氏は蕎麦の収穫も中途にして、
別の作業に没頭中でした。

畑に溝を掘って何かを植え付けしております。

これはニンニクですね。
余一氏によれば溝を掘った所に自作の堆肥を敷き込み、
その上にこうしてニンニクを埋めていっているそうです。

去年とは少し違うやり方です。

去年は田子町のカッチャンから頂いたニンニクでしたが、
今回はその収穫したニンニクを全て種として使用。

昨年のやり方だと大変だということで、
このように一気に溝を掘っての植え付け作業です。

クワ使いがなかなかサマになっている余一氏。
背後には未だ収穫されていない蕎麦の畑が見えます。

後ろめたさを感じつつも、
この日はニンニクを植えると決め込みました。

そしてあとは畝(うね)を立ててならします。

普通はマルチ(ビニールのカバーみたいなもの)を被せて、
雑草を防いだり、保温や保湿効果を促しますが、
貧乏な彼はそんなことするわけがございません。

クローバーマルチがあるじゃないか。
時期が来たらアレをむしって、この畝に敷き詰めるよ。
タダだね、タダ。

そう言って余一氏はクローバーエリアを指差しました。
そうですね、
彼はすべて自然物でなんとかしようとする変人でしたね。

このニンニク、冬を土の中で越して、
来年の夏に収穫を迎えます。